山梨・道志村で発見の骨、不明女児と断定 DNA型鑑定で

© 毎日新聞 提供 捜索活動が続く山梨県道志村の山中。写真左のひし形の沢が人骨が見つかった「枯れ沢」=山梨県道志村で2022年5月14日午後3時56分、本社ヘリから
山梨県道志村で見つかった人骨について、山梨県警は14日、DNA型鑑定の結果、2019年9月に同村のキャンプ場から行方が分からなくなっている小学1年だった小倉美咲さん(行方不明時7歳)=千葉県成田市=のものと断定したと発表した。山梨県警捜査1課は事件と事故の両面で捜査を続け、美咲さんが死亡に至った経緯について調べる。

県警などによると、DNA型鑑定を進めていたのは右側の肩甲骨。5月4日に道志村のキャンプ場近くで捜査員らが見つけた。

県警は今回の発表で肩甲骨について「生命維持に欠かせない部位であり、美咲さんは死亡していると判断した」と説明。死因や死亡時期は不明とした。

鑑定結果は美咲さんの母とも子さん(39)ら家族にも伝えられた。県警は今後も捜索を続けて残りの部位などをさがし、不明後の足取りの解明を進める。

同村では美咲さんが当時身につけていたものと酷似した運動靴と靴下も見つかっているが、いずれも個人を特定するだけのDNA型は検出されなかった。

また、4月23日に発見された頭部の骨からはDNA型が検出されなかったものの、ミトコンドリアDNA型の鑑定で、母方と血縁関係にあることが判明していた。

美咲さんは19年9月21日正午過ぎ、母と姉の3人でキャンプ場に到着。近くの沢に遊びに行った友人らを1人で追い掛けた後、行方が分からなくなっていた。家族が県警大月署に通報し、県警や消防、自衛隊などが周辺の捜索を続けたが、手掛かりは見つからなかった。【北村秀徳、渡辺薫、山本悟】